碑文谷のダイエーといえば、どこか懐かしい雰囲気の残る大型スーパーとして有名でしたが、2016年5月に閉店。
2016年12月に「イオンスタイル碑文谷」としてリニューアルされグランドオープンとなりました。
グランドオープンとはいえ、実際は下層階の1~4Fまでがオープン。5~7Fは2017年春にオープンとのことで、気になっていたキッズ関連の品揃えや設備、フードコートなどについてはまだまだ不明です。
変に頑張っておしゃれっぽさを出そうとしなくてもいいから、子連れでも楽しめるフロアーになることを期待します。できればあの小さなショボいゲームコーナーも違う形で再現してもらえたらなぁ。なんか好きだったあの空間。
そんなイオンスタイル碑文谷。
4Fを流し見する中で目を引いたのが、手芸用品売り場にあったこちらの「Hoooked Zpagetti(フックドゥ ズパゲッティ)」
ネットでは品薄状態が続いていると見知っていたため、実際の商品を手に取るとちょっとテンションがあがりました。
この「フックドゥ ズパゲッティ」は、Tシャツやカットソーなどのファッションファブリックの廃棄素材をアップサイクルした紐状の極太糸です。
アップサイクルした紐状の極太糸のことを「Tシャツヤーン」というのですが、ズパゲッティはその代表的な商品の名前。
Tシャツヤーンって耳馴染みのない言葉だけど、ちょっと口に出して言ってみたくなる言葉ですよね。ヤーン。
オランダの女性実業家が開発したズパゲッティは、Tシャツヤーン界の有名人といったところ。
廃棄部分をそのまま活用しているのでとてもエコ。濃淡や柄、太さなどが様々で、同じものはふたつとないという個性的な極太糸なんです。
一期一会とも言われている商品なので、気に入った色味を見つけたらすぐにゲットするのがおすすめです。
人気商品のためネット通販などでも品切れが続出しているズパゲッティ。
パっと見、こんなに商品があるなんて!と思わず手にとりましたが、ちゃんと見てみるとやはり置いてある商品のカラー・柄にはだいぶ偏りが。
マットなブラックやキレイめのグレー、ベージュなどは在庫がないとのことでした。
それでも別日に再訪すると、休日だったからかカーキなどの色味が並んでいて即買い。いろいろなタイミングで入荷するそうなので、気になる色味がある時には根気よく通って探してみるのも手かもしれません。
オランダでは知らない人がいないというくらいメジャーなズパゲッティ。
日本でも品薄状態であるこの商品の人気の理由は、なんといっても「加工のしやすさ」にあります。
個性的でかわいいカラー展開などはもちろんそれだけでも魅力的ですが、それ以上に手芸初心者の方でも簡単に加工=編めるというのがズパゲッティの良さなんです。
一玉約120m巻き(250g)で1,780円。
一瞬高い!と思ってしまいがちですが、実はこのズパゲッティ一玉で、可愛いフリンジバッグやクラッチバック、マルシェバックなどをおよそ大小1個ずつくらい編むことができます。これってちょっとすごい。
初心者で簡単にバッグが作れるなんて、少しイメージしにくいかもしれませんが、その秘密は商品名にも入っている「フック」という言葉にあります。
「フック」とは「かぎ針編み」という意味。
ズパゲッティは、10mm~12mmのジャンボかぎ針を使ってザクザクと編んで加工していきます。
今回購入したのは10mmで498円。一緒に販売されているかぎ針、ほんとにジャンボです。
普通の毛糸とは違い、そもそもの糸が極太なうえ、かぎ針もこの太さ。編み目が見えやすいので間違いにくいしわかりやすい。
かぎ針編みはとてもシンプルで、一度覚えてしまえば簡単な編み方なので、極太なズパゲッティであればより一層ザクザクと簡単にどんどん編んでいけます。
同じ数だけ編んでもサイズが大きく仕上がるので、完成までにかかる時間もとても短くすむのも嬉しいところ。ネット上で公開されているレシピを参考に編んでいけば、トータル3時間ほどで一つのバッグが作れてしまいます。
これがズパゲッティが加工しやすく人気であると言われる理由なんですね。
同じグレーの商品でも、糸の太さや生地感に若干の違いがあるのが伝わるでしょうか。
良質なコットン素材からアップサイクルされているズパゲッティ。
店頭で見本としてディスプレイされているクラッチバッグなどを手に持ってみるとわかりやすいのですが、編み込んでいくと想像よりずっしりと重たい仕上がりになります。
だからこそ、アクセントとしてフリンジや異素材のパーツをつけてあげることで、手作りなのに“ちゃんとしてる感”がしっかりと出るんです。
ちゃんとしてる感はハンドメイドにおいてはとっても大切で、いくら頑張って作っても実際に使えないようではちょっと残念ですものね。
ズパゲッティで作るバックが人気であるのは、簡単に作れるのに“ちゃんとしていて可愛い”からなんですね。
これがズパゲッティを使って実際に作ってみたクラッチバック。ほぼ素人でも、ここまでそれっぽく作ることが出来ます。
参考までにと時間をはかりながら編んでみましたが、本当に3時間でフリンジまでつけることができてちょっとびっくり。
マチをつけたので、頼りないながらも自立します。
ズパゲッティバッグの場合、金属パーツを使ってあげると、より一層ちゃんとしてる感が出ます。
シルバー&ターコイズのコンチョボタンをアクセントにするのがよく見る形ですが、私は手芸屋さんで金色のプレートパーツに一目惚れ。
このバッグはまだ製作途中ですが、このパーツを縫い付けてアクセントにしてメリハリを出す予定です。
自前の大きめの長財布がすっぽり入るよう、サイズは大きめに設定。
一度作り直してちょうどいいサイズ感に仕上げました。サイズは適時確認しながら制作することをオススメします。
写真だとちょっと見にくいですが、取外し可能なストラップをつけてショルダーバッグとしても使える2WAY仕様にしています。
子連れでは両手をあけておきたいのと、ズパゲッティバックは他のものとくらべて重量があるので、肩から下げられると使い心地がよくなるんですよね。
ショルダーベルト部分も自分で作ったり手芸店で購入したものをつけることができるので、自分のコーディネートと合うバッグに仕上げることが出来ます。
自分の体や持ち物に合うぴったりサイズで作れることが、ハンドメイドの大きな魅力ですね。
ママ雑誌などでも取り上げられているのを目にするこのズパゲッティ。
ベビーカーでちょっとお出かけするとき、財布とスマホ、鍵なんかをさっと入れて持ち出せるクラッチを自作すれば、個性的で気分もあがります。他の人とかぶりにくいのも嬉しい。
良質なコットン素材からアップサイクルされているので、子供が触れるファブリックを作ってあげても◎。
自分が使いやすいように色々工夫できるのが手作りの醍醐味。
たくさん試行錯誤して、ズパゲッティで愛着あるバッグを作ってみるのもおすすめです。