自由が丘駅から歩いて3分。九品仏緑道の入り口に、黒を貴重としたシックな外観のパティスリーが店を構えています。
ゴールドをアクセントとした小洒落たお店の中を覗いてみると、人で混み合う店内にちょっと驚くかもしれません。
こちらの「パティスリー パリ セヴェイユ」は、パリの老舗パティスリー『ラデュレ』などで修業を重ねたパティシエ金子美明氏によって、2003年自由が丘にオープンしました。
自由が丘周辺に住んでいる人にとっては、“常に混んでいるお店”というイメージのセヴェイユ。
常時混み合っているため、また今度でいいかなと見送っているうちに、その美味しさを知りながらも味わえないでいる方が多いお店でもあります。
フランスで修行を積んだパティシエが作る本格的なケーキ、焼き菓子、パンなどを頂けるパティスリー&ブーランジェリー。
その商品たちは、どれも繊細で作り込まれたものばかりです。
一歩お店に入って商品を手にとって見るだけで、自由が丘で一番人気のケーキ屋さんとうたわれるのも頷けるクオリティを感じることができます。
上の写真は「フィグ オランジュ」。
まるで芸術作品のようなこちらのケーキは、チョコレートでコーティングされたフォルムも美しい一品です。チョコレートのガナッシュの中に、いちじくの食感やオレンジの風味を楽しむことが出来ます。
こちらの「ムッシュアルノー」は、2017年3月現在一番人気の商品。セヴェイユの代名詞的なケーキでもあります。
なめらかなチョコレートクリームの下には、チョコレートのプレートやナッツの生地がいくつもの層となっていて、その見た目は思わず二度見してしまう独特さ。
それよりも驚くのは、ひとくち食べたときのその食感。
ザクザクザクッとした食感が口いっぱいに広がり、とても美味しい。
ザクザクという表現を使うと、どこか荒っぽい印象になってしまいますが、ケーキは決して品を損なっておらず、ふんわりと香るオレンジの風味が全体のアクセントとして効いています。
イートインスペースを併設したお店は、店内そのものがアンティーク調の素敵な空間です。
残念なことに撮影がNGなので、ぜひ足を運んでみてください。
格調高い雰囲気であるにもかかわらず、1人からファミリーまでもが気軽に利用することが出来る、居心地の良い雰囲気になっています。
入って正面には、ガラスケースにキラキラと美しいケーキが並んでいます。右手には様々な種類のパンが並び、店内中央にはフィナンシェやマカロンといった多種多様な焼き菓子が。
ケーキを購入する場合は、右手側から並んで商品を選びます。
あまりに魅力的なケーキばかりがずらりと陳列されているので、目移りして選ぶのに時間がかかるのは当然のこと。
そうしているうちに新たなお客さんがやってきて、あっという間に行列ができていきます。
休日などはもちろん言うまでもなく、平日であっても行列ができるこのお店。
平日のお昼をすぎると一気に混雑のピークに向かっていくので、テイクアウトにせよイートインにせよ、午前中などのタイミングを見て利用するのがベストです。
こちらの写真は「エヴェレスト」。
ナイフとフォークが添えられて提供されますが、ナイフを使わなくても食べられる柔らかさです。タルト生地だと思ってナイフを入れると、その柔らかさに一瞬驚きます。
フレッシュなラズベリーが印象的なこちらのケーキ。薄いスポンジ生地の中には、なめらかでクリーミーな、店員さんいわく“ヨーグルトのような”チーズ風味のフロマージュブランのムースと木苺がふんだんに入っています。
ほどよい酸味と上品な甘さで、とても美味しい。
なめらかなクリームと、惜しみなく入ったベリーのつぶつぶっとした食感が絶妙なコントラストを生んでいて、最後まで食べ飽きることがありません。
こういったケーキを一口頂くだけで、常に賑わう人気店である理由が体感できます。
販売されているマカロンや焼き菓子は、どれもこだわりを感じる商品ばかり。
1つから購入できるバラ売りの焼き菓子や、素敵なボックスに入ったギフト向けのマカロンなど商品の種類が豊富。自分用にはもちろんのこと、目で見て美しく味に間違いがないので、ギフトや差し入れにもとてもおすすめです。
アクセントのロゴが入った黒の紙袋もおしゃれ。自由が丘で大切な人へのギフト選びを迷ったら、セヴェイユを覗いてみるといいかもしれません。
常に繁盛している“セヴェイユ自由が丘のお菓子”というだけでも、相手に喜ばれること間違いなしです。
イートインスペースは、全24席。
ケーキを含め店内の全ての商品はイートインスペースで頂くことができます。
コンパクトな空間ですが、大きな窓は九品仏緑道に面しているため、明るい光が差し込みとても開放的。
窓の外を眺めながら、まったりと落ち着いた時間を過ごすことができます。
イートインスペース利用の場合は、ケーキなどを選んで注文したあとは自由に席へ。お会計については、後にまとめての支払いとなります。
複数のケーキなどを選び、食べていくものと持ち帰るものを伝えれば、カフェ利用中はケーキを冷蔵しておいてくれるのもありがたいですね。
ドリンクメニューはコーヒーなどのカフェメニューからアルコールまで様々。
アイスカフェオレ(682円)には、バニラビーンズが沈んでいるこだわりよう。濃厚なミルクが美味しく、ケーキの甘さととてもよくあいます。
最近はアジア圏などの外国人の客層も多く利用している印象です。
美味しいものを提供し続けるお店だからこそ、常に繁盛していて利用しにくいのも事実。
店員さんいわく、お昼を過ぎたあたりから混雑がピークに向かっていくとのことなので、まださほど混み合わない午前中やお昼の時間が利用するのにベストなタイミングかもしれません。
どれを見ても食べてみたくなる魅力的な商品が並ぶパティスリー・パリ セヴェイユ。
芸術作品のように美しい商品には、次から次へと目移りしてしまうこと必至です。
訪れる際には、混雑に対応できる時間的な余裕と、少し多めの予算を持っていくことをおすすめします。
INFORMATION
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営業時間
10:00 - 20:00
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定休日
無休
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住 所
東京都目黒区自由が丘2-14-5 たてやまビル1F
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ホームページ
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