自由が丘駅正面口の左手、トレインチの正面に位置するこちらのBAKE。
立地柄、自由が丘で最もよく行列を目にするお店です。
ガラス張りの外観が目を引くこちらのお店、2014年に北海道からやってきたチーズタルトの専門店です。
オープンした当初、普通に並ぶこともなくフラーッと立ち寄って食べて、美味しいねーと談笑したのが嘘のよう。休日以外でも人が並んでいることがほとんどの繁盛店です。
併設した工房で作られる焼きたてのチーズタルト。
1個216円からの販売で、6個箱入りで1,242円。購入は一人につき12個まで、となっています。
重たいガラス張りのドアを開けると、ズラーッと並んだチーズタルト。商品を横目に見ながらレジへ向かうので、購買意欲がしっかりとかきたてられます。ドアは閉めないと店員さんに怒られちゃうので注意。
他にもソフトクリームやドリンクを扱っており、こちらの「極上牛乳ソフト」は自由が丘限定の商品です。
イートインで頂くチーズタルトはほんのり温かく、一口食べるとガリッとしたタルト生地の歯ごたえの中に、ふんわりトロっとした濃厚なチーズの風味が広がります。並んで食べるというのも頷ける、安定した美味しさです。
軽い食感なので、食いしん坊でなくても一人で2つ、3つは食べられます。3つはもしかしたら食いしん坊かもしれません。
冷蔵で4日ほどもつことや、せっかく並んだのだからという気持ちからたくさん購入して帰る場合、冷やしたり温めることで違った風味を楽しむことが出来ます。
冷蔵ならムースが冷えてレアチーズのようになり、冷凍ならチーズアイスのよう、オーブンで温めるなら焼きたてのよう、というように、様々な楽しみ方が出来るとのこと。
出来たての温かさが好きなので自分用には食べきる量しか購入しませんが、差し入れるときなどはこういった食べ方もおすすめしてあげると貰った側はちょっと助かりますね。詳しくは公式HPをごらんください。
写真が自由が丘店のみの「極上牛乳ソフト」(432円)。
層が多く、高さのあるソフトクリームの出で立ちに、乙女心がくすぐられ思わず歓喜の声がこぼれます。見た目がとっても可愛い。
食べてみると、濃厚というのとはちょっと違う、ネバっとした粘土の強い舌触り。だからこそ、この高さを出せるのかな。
ワッフルコーンのソフトクリームを食べ進めると、粘土が高いので中がぽっかりと空洞になっています。
北海道発ということで牛乳そのものの味を期待してしまいますが、心なしか人工物、というイメージを持つソフトクリームです。
新しいものを見つけたらとにかく食べる、というソフトクリーム好きではありますが、正直こちらの商品を休日の行列時に並んでまで食べる?と聞かれたら回答に困ってしまいます。
とはいえ賞賛の声がとても多いことに加え、自由が丘店のみの販売ときています。せっかく来て並ぶならぜひ食べてみたほうが良いよと言ってしまう、そういう一品です。できれば空いているタイミングを見計らって、一度食べてみるのをおすすめします。
余談になりますが、ソフトクリームと言えば八ヶ岳清里、清泉寮ジャージーハットの「清泉寮ソフトクリーム」も有名です。
オンシーズンには何時間も並ぶ行列ができるお店だそうで、秋の涼しい平日の昼間でも、購入している方がわりといらっしゃいました。
ただ、こちらも食べるとねっとりとして甘く、甘みばかりが際立ってミルクの旨味をあまり感じられませんでした。
練乳入りということもあると思いますが、もっと牛乳そのものの味を感じたかったなーという印象。高原にあるのにどうしてだろう?と不思議に思いました。
個人的な主観ですが、ソフトクリームや生クリームを食べる時、旨味の前に強すぎる甘さが来てしまうとちょっとがっかりしてしまいます。
それでも美味しいという方がたくさんいる人気の商品たちです。私の味覚がズレている!ということで、ここはやんわりとまとめておきます。
購入した商品は、お持ち帰り、もしくは二階のイートインスペースで味わうことが出来ます。イートインスペースはセルフで、混雑時は外の番号札で席を確保してからの利用になります。
コーヒーなどが出来上がるのをレジ横スペースで待ってから、商品を持って2階へ。
螺旋状の階段を登ると、打ちっぱなしのコンクリート壁がおしゃれなカフェスペースが広がっています。
入ってすぐの窓際には、三人がけのテーブル席と二人がけのテーブル席。
中央には広めに設けられたソファー席。6人は掛けられる大きなソファ席、こちらの席の広さは圧巻です。空いていてガラガラのときには、子連れ3人でこの席を贅沢に使わせてもらっています。とてもくつろげるのでおすすめの席です。
席に座ると目に入るこちらの壁面の装置。なんと自動で壁画を描き続けているウォールアートだそうで、小気味よい機械音とともに頑張って作業している感じがかわいらしく、つい見入ってしまいます。
ドリンクはアイスとホットの「カフェラテ」(378円)。至って普通の味ですが、適度な苦味は甘いタルトやソフトクリームとの相性ばっちりです。
ベイクのチーズタルトは商品の美味しさに加え、ビタミンカラーの元気なパッケージがとても可愛く、相手に喜ばれる優秀な差し入れでもあります。
一つ216円という手頃な値段ですが、行列のできる有名店ということでお値段以上の付加価値があるおみやげになります。
他店舗が出来ていくことで「自由が丘感」は少なくなっていますが、冷蔵で日持ちするので地方へ持っていくととても喜ばれる商品です。
行列の合間、空いているときを狙ってたまに食べると改めて美味しい。でも、並んでいるのを見ると不思議と食べたいという欲が湧いてこない。私個人にとってはそんな不思議なお店です。
INFORMATION
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営業時間
11:00-20:00
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定休日
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住 所
東京都目黒区自由が丘1-31-10
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