今日は普段あまり出会えない「パニーニ」と出会えたので、お茶がてらテラスで頂くことに。
種類豊富な午前中にいけることが少ないので、たまにレアなパンと出会えるとつい手が伸びてしまう。

話がそれますが、個人的にはトラスパレンテのレア度MAXは「クロックムッシュ」。
ぎっしりと具材のつまったボリューム満点の食事パンで、ちょっとしたハードカバー本くらいの重みがあります。そして本当に美味しい…！

「パニーニ」は特筆すべき点はあまりなく、至って普通の美味しさです。パニーニが劣っているというわけではなく、両サイドに控えるメンツがあまりに優秀だからということが大きいかもしれません。

おすすめしたいのは、右隣に控えているこちらの「ゴルゴンゾーラとはちみつ」。

パッと見はデニッシュたちのような華があるパンではないのです。ただこの「ゴルゴンゾーラとはちみつ」、食べてみるとその底力に驚きます。
なにより、チーズ好きにはたまらない一品なんです。

こちらの断面図を見てもらえれば分かる通り、弾力のある甘めの生地の中央にゴルゴンゾーラチーズがたっぷりと入っています。生地の半分くらいまでチーズ、嬉しい！
お店で温めてもらうと、その美味しさは120％。増し増し。

噛んだ瞬間、肉汁ならぬパン汁がじゅわっと口の中いっぱいに広がります。

生地に練り込まれたナッツやドライフルーツの甘みと、チーズのバランスが絶妙。
さらにはちみつのコクがチーズの塩気を引き立てるという相乗効果が生まれます。

それらを楽しんでいると、ふと顔をのぞかせる青カビの存在。ゴルゴンゾーラの持つ旨味と程よい塩気が、最終的に「このパンうまッ！」という言葉を引き出してくれます。

実はこちらのパン、甘いパン派の私ではなく、甘いパンが少し苦手な主人が大好きな一品でもあります。
甘さももちろんありますが、それを上回るチーズの旨味が楽しめるので、甘いものが少し苦手という大人にもぴったりです。

持ち帰って少し薄めにスライスし、ワインと一緒に楽しむのも美味しい。
チーズが好きで、ワインが好きな方にはぜひおすすめしたいパンです。