自由通り沿いにある、おだしで食べるがコンセプトの和風パスタのお店です。
古民家を改装したような店構えが印象的で、オリーブの木に目隠しされたテラスにはテーブル席がひとつ。少し奥まったところに入口があるので見落としがちですが、こちらの看板が目印。
その脇を通って店内へ。明るくおしゃれなリビングのような空間には、入って左手に大きなソファ席、正面右手にテーブル席があります。
二人がけと一人がけソファ×2が向かい合ったソファ席は、大きな窓際で開放感ばっちり。
一階には他の席が少ないこともあり、まったりゆったり食事を頂くことができます。自由が丘で窓の外を見ながらゆっくり過ごせるソファ席は割りとレア。外から覗いてこちらの席が空いていたら、ぜひ利用してみることをおすすめします。
一階はベビーカーで乗り入れることができます。二階は未利用。平日しかこちらを利用しないので、いつも一階テラスかソファ席になってしまう。
メニューは縦書き。和風というコンセプトが伝わってきます。
パスタはおだしや醤油、味噌など「和」をベースとしてアレンジされた、オリジナリティ高めのメニューがたくさん。パスタには「野菜のすりながし」や「和え物の小鉢」がセットでついてきます。この二品が地味に嬉しい。
すりながしとは、お店いわく「すりおろしたお野菜とお出汁を混ぜてスープ状にしたもの」。薄味でもお野菜の旨味をを感じられて、小鉢と共にとってもヘルシー。普通のサラダが出てくるより身体に優しい感じがします。
写真のパスタはおだしベースの「明太子としらす野沢菜添え」。
こちらのパスタは訴求どおり『和風』なので、良くも悪くも最後までお出汁の存在感を感じながら頂くことになります。
多少出汁の水っぽさがあり、明太子<お出汁。最後の方は「あれ、これって明太子入ってたんだっけ?」となります。たらこ好きとしては残念。別物と割り切って食べるのをおすすめしますが、だったら明太子をやめたほうが無難かも。
こちらはみそベースの「小貝柱と水菜のうにクリーム」。
うには成形うにが数切れ乗っていますが、こちらも別物と割り切って食べれば美味しい一品です。甘めのパスタで、うにの存在感は薄めです。
こななのパスタメニューには、それぞれ相性のいい薬味が書いてあります。黒と赤のこちらの薬味で、和風の味を更に深めることができます。
300円でセットにできるドリンクは、一手間加えられたこだわりがあってどれもとても美味しくおすすめです。
黒豆茶は器の中に大きめな黒豆が沈んでいて、添えられた和三盆糖をつけて頂きます。あたたかいお茶と優しい甘さがほっこりさせてくれて、二度美味しい。
こちらのほうじ茶は、お好みで添えられたはちみつを入れて甘みを加えて楽しむことができます。出された飲み物がちょっとこだわっていると、つい嬉しくなるのが乙女心でしょうか。
こちらのこなな、甘味も扱っているのでちょっとしたデザートで利用するのもおすすめです。
和風、素材の味を活かした優しい味付けがうりのお店ですので、がっつりクリーミーなカルボナーラ、みたいなものをご所望だと少し全体的に期待はずれかもしれません。
居心地の良さや、小さなこだわりの数々が嬉しい、女性向きのお店といった印象です。
INFORMATION
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営業時間
11:00 - 22:00
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定休日
無休
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住 所
東京都目黒区自由が丘1-3-21
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